コメディ

映画『ミラクル・ワールド ブッシュマン』 お茶の間で観たい楽しさが詰まっている

タイトルが差別語らしく、『コイサンマン』と改題されたが、そっちもそっちでどうなんだみたいな事になっているらしい。そして、そもそもの「ブッシュマン」も別に悪い言い方じゃないという考え方もあるらしい。「サン人」と呼ぶのがいいのかな。 僕はネット…

映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』アッコはそれでいい

ネットフリックスで見つけて、「映画あるの!?」と思って観た。僕はわりとこのアニメ気に入っているんだなぁと認識させられた。 といっても、この映画はアニメより先に作られているので、アッコとダイアナが打ち解ける前だった。この映画はこの映画で良かっ…

映画『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』中途半端さを受け入れる

先日『イカとクジラ』を観た時に、ウィキペディアで同監督の作品と分かったので観てみた。なんでこのタイトルなのか意味が分からないが、ダメなコメディ映画かと思ったら、良作でした。 ノア・バームバック監督は好きかもしれない。 まだ2作しか観てないけ…

映画『イカとクジラ』絶妙に誰にも味方しないバランス

こういう最初から最後まで一貫した分かりやすいストーリーがなくて、シチュエーションの中でエピソードが積み重ねられていく系の映画で、飽きずに最後まで観られるのって凄いなってまず思った。 終わり方も、感じ方は人それぞれなのかもしれないし、「絶妙な…

映画『奇人たちの晩餐会 USA』笑うことの暴力と愛

おもしろーーーーーーーい! ストーリーよし、キャラクターよし、ドラマよしで素晴らしいです。軽いドタバタ系コメディと思って見始めると、凄い良くできててびっくりする。お目当てのスティーブ・カレルがキャラクターにドハマリしてるし、その他のキャラク…

映画『ラバー』ごっつノー・リーズンな感じ

むかーし観たんだけど、久々に観てみた。 難解な映画では恐らくないので、普通に面白がれるところはいろいろあると思う。作り手が象徴的に意味を込めたりしているかもしれないんだけど、まあ、それは分からないし、「意味がないことに対するオマージュ」と言…

映画『宇宙人ポール』おっさんたちのスタンド・バイ・ミー

この映画は、SF映画ファンなら大喜びするような小ネタやパロディに満ち満ちているらしい。が、僕は全然そうじゃないので、そこに関しては本気で分からなかった。最後の『未知との遭遇』ぐらいだったんじゃないかな、分かったの。 それでも、コメディとして本…

映画『ファミリー・ツリー』弱さと苛立ちと優しさ

この映画、面白いです。 でも、どう面白いのか、まとまった感じの感想は書けないと思う。 コメディとして笑える。家族ゲンカってこんなに面白いのか。ドタバタじゃなくて、静かな攻防が笑える。汚い言葉が結構出てくるが、父のマットは呆れつつ、途中から諦…

アニメ『リトルウィッチアカデミア』王道と時事ネタ、エンタメとテクノロジー

タイトルと絵の雰囲気につられて、恐らく自分はターゲット層ではないだろうと思いつつ観た。これが、なかなか面白かった。 もうちょっと日常系な、何も起きない感じだと思って観たんだけど、前半はアッコの成長を軸としつつ、落ちこぼれが頑張る王道ストーリ…

映画『パンチドランク・ラブ』どいつもこいつもの中で、彼女と出会った

スーパーウルトラ面白かった。 キャラクター、人間関係、ストーリー、映像、音楽、全部良かった。特に音楽は心情描写としてかなり効いてた。あんまり音楽に注目(注耳?)して映画観ないけど、凄く効果的に使われてると思った。 主人公のバリーって、行動だ…

映画『ワッフル・ストリート』実話ベースとは思えない軽さ

つまらなかった。 実話ベースにも関わらず、主人公ジミーが風船みたいに中身のない人間にしか見えない。本当の話なんだろうから、この男は本当にいたんだろうけど、全然人間臭がしない。描き方って大事なんだな、と思えた。 まず、全体的に悲壮感がゼロ。絶…

映画『この世に私の居場所なんてない』面白いが何かが引っかかる

ヒューマンドラマを期待してみたら、全然違うクライム系の映画だった。 面白かった。やや無理のある設定だと思うが、主人公ルースのストレスの描き方も丁寧で説得力がある(冒頭のシークエンスとても良い)し、相棒トニーは内面をそこまで深掘りせず、「とに…

映画『グエムル-漢江の怪物-』全然B級じゃなかった

いや、別にB級映画と巷で言われているわけじゃないと思うけど、なんかビジュアルを見るだに勝手にそう思い込んでいた。最近観た『オクジャ』がとても良かったので、同監督の作品ということで観ました。 やっぱりポン・ジュノ監督って好きかもしれない。映像…

映画『オクジャ/okja』まずストレートに面白く、かつ食について考えさせられる

最初ジブリ、中盤ケイパームービー(また少し『フィクサー』っぽい空気も感じた)、最後『いのちの食べ方』だった。 これはかなり良質なエンターテインメント映画だと思う。 穏やかなシーンからアクション、希望から絶望、負けからの勝ち、ストーリーに沿っ…

映画『ブルージャスミン』彼女はどこでも間違っていないのかもしれない

身勝手な男とバカな女ばかり出てくる映画。というのは、ちょっと乱暴だろうが、でもそんな映画だと思った。 ただ、これ観て凄かったのは、そんなキャラクターたちにちゃんと共感してしまうような、「しかたない!」と思えてしまうような心持ちに、自分がなっ…